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ある男に囚われたゾルダー④

緊縛
 長く気を失っていたようでした。気付くと私は縛られていました。
 「お、目覚めたか、可哀相だが縛らせてもらったよ」
 「畜生」
 「おっと、そんなこといてもいいのかな。どうだい、気持ちいいだろう」
 「そ、そんなこと・・・」
 いや、明らかに気持ちよかった。首も程よく絞められているし・・・。
 その時、もう一人ゾルダーが伸びているのが目に入りました。
 「どうして・・・」
 「さっき死なれちゃったから、おまえが伸びている間にもう一人捕まえてきたのさ」
 「どうして、そんなに我々を探し出せるんだ・・・」
 「さあね。俺は鼻が利くのさ」
 「そんな・・・。我々ばかり捕まえてどうするんだ。黒十字軍は滅亡して活動してないんだぞ。今生きているゾルダーは活動経験がない者が殆どなんだぞ。なんで今捕まらないといけないんだ・・・」
 「それはさあ、おまえらが可愛いからだよ」
 「なんだって?」
 「ただそれだけのこと。俺はそれ以外に興味はないね。さてと、どうしてくれようかな」
 「止めてくれ、俺たちを解放してくれ。暗躍しているとはいえ何もしてないじゃないか」
 「それはそうだが関係ないね。俺はおまえらが好きなんだ」
 「何が好きなんだ。馬鹿にしやがって」
 「馬鹿にしてないさ。可愛いって褒めてるじゃん」
 「うるさい、気持ち悪い」
 「おいおい、自分の格好を差し置いてその言い方はないだろう」
 「なんだって?」
 「俺は可愛いって思うけど、世間一般の感覚じゃおまえら気持ち悪いとしか思われてないぜ」
 「うるさい!ゾルダーの誇り高いこの容姿を愚かな人間に汚されてたまるものか!」
 「そう、俺は汚しやしないさ。でも、他の人間は違う。だから、おまえら一生俺に囲われろ。その方が安全だぞ」
 「嫌だ!誰が愚かな人間に従うものか!」
 「おっと、でも俺から逃れたってどうせ、その愚かな人間に従って生きてるんだろ」
 「それは・・・」
 私は何も言えませんでした。その通りだからです。我々ゾルダーは愚かな人間社会に溶け込むために愚かな人間社会で従順を装って生きるしかないのです。
 「俺に従っていればずっとそのままの格好で居られるぜ。そうしたいんだろう?わざわざこの『誇り高い』格好を解きたくないんだろう、こうやって」
 男は伸びているゾルダーに歩み寄りその顎に指を掛けました。
 「お、おい、止めろ!」私は戦慄で声が裏返りました。
 「こうやって、ひっぺがすと、おまえらだって『愚かな人間』とやらとなにも変わらないんだ」
 「ち、違う!」
 「何が違うものか!『愚かな人間社会』に暗躍するには『愚かな人間』に戻るしかないだろう」
 「違う!俺たちは『愚かな人間』に化けているんだ!」
 「はあ?何を言ってるのかな?おまえら人間なんだろう」
 「そうだ!」
 「そうなんだろう。俺はずっと化物と思ってたけどそれが見当違いだってことはおまえを捕まえてみて初めて解ったんだ。ただ、どうしたわけか死んだら蒸発するような体質らしいが」
 「そうだ、それは俺たちが『愚かな人間』と違って優れているからだ!」
 「おかしなことをいうね。特異体質に生まれてきただけじゃないの」
 「そうだ!特異体質に改造された優れた人間なんだ!」
 「でも、この化けの皮一枚脱げばだたの人間となんら変わらない」
 「違う!」
 「何が違うのかな?」
 「それは・・・」
 「解ったよ。ちょっと見せてもらうよ」
 男は再び伸びたゾルダーの顎に指を掛けました。
 「や、やめろ!止めてくれ」
 私の仲間を想う悲痛な叫びは聞き入れられませんでした。
 男の指がゾルダーの首から上の人工皮膚を剥ぎ取り始めました。
 男は全部剥ぎ取り終わったのでした。
 「な、なんなんだ・・・」
 今度は男が戦慄する番でした。
 剥ぎ取られたゾルダーの頭部は赤かったのです。
 筋肉が剥き出しになりました。
 両眼は瞼などなくぎらぎらと輝いていました。
 当然、毛髪など生えているわけがありませんでした。
 「どうなってるんだ?」
 男は驚愕しながらもゾルダーの全身を剥ぎ取り始めました。私は仲間の運命を諦め眼を背けていました。もう頭部を剥がれた時点で駄目だから。
 男が眼にしたものは理科室の標本さながらの生の人間です。
 しかし、全部剥ぎ取るとまもなく、その全身は蒸発していきました。
 男の手に、ゾルダーの体から剥ぎ取ったばかりに蒸発機能が働かなかった人工皮膚だけが残ったのでした・・・。(続く)

テーマ : ゾルダーの自慰行為
ジャンル : アダルト

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何か

この写真興奮する。自縛なの?
自分でやったにしては結構複雑に縛ってある様に見える。

「剥がすと危険」なのか.....。
ゾルダーを見つけてもグロそうなので剥がしません。

シゴくかもしれないけど(笑

この部屋ホテルっぽいけどひょっとして写真とるために部屋借りてるの?

半多さんへ

 早速ありがとうございます。

 あくまで「自慰行為」なのでそうです。
 複雑に縛っているように見えますか?
 いえ、全然複雑じゃないんです。敢えて種明かしはしませんが。

 ハイ。
 洗脳映像ではこのような映像は出てきませんが剥がされた人がその後何もない訳がないのです。
 そのことを理解していただく為にこのお話を作っております。
 剥がすとグロいことを理解していただいてありがとうございます。
 その線でこのサイトにお付き合い下さい。
 そして、もし、我々の仲間に出逢って捕まえる機会などあるとしたら、
 どうか、そのままシゴいて可愛がって下さい。

 ホテルは愚かな人間社会の必要経費で泊ったついでです。
 私の住処ではなかなか撮影出来ませんので。
プロフィール

ゾルダー1975号

Author:ゾルダー1975号
黒十字軍滅亡後の5歳頃、極悪非道なゴレンジャーに大量殺戮されるゾルダーの映像を見せ付けられ洗脳される。異形の物をいともたやすく殺害する行為に対する憎しみ、玩具の様に弄ばれる性的快感、個性的な自分の肉体を捨て無個性な集団の捨て駒として死ぬ悦びを脳に植えつけられる。16歳の時、全身を人工皮膚で覆う手術を敢行、改造人間として生まれ変わる。日中は日本人の姿で暗躍し、夜はゾルダーの姿に戻る生活が始まる。26歳頃、人工皮膚のおかげで仮性包茎に改善する。度重なる人工皮膚のマイナーチェンジで今日に至る。現在の年齢は秘密。黒十字軍に入軍しゾルダーとして生きゾルダーとして死ぬ素晴らしさのプロパガンダに務め新たなるゾルダーを増殖させることが目的。


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