改造人間ゾルダー

　ゾルダー研究を期待している方には申し訳ないのですがまた中断して比較研究を開始します。
　今回はエゴスの戦闘員・カットマンです。
　エゴスの洗脳映像は黒十字軍の洗脳映像よりも少し後で見せられた記憶があります。それなりに憧れましたがもう黒十字軍に完全に洗脳されていたようでエゴスに入りたいとは思いませんでした。
　1980年代に入ると、日本を征服しようとする集団は宇宙からの侵略者が主流になります。黒十字総統も宇宙人ですがそれまでは宇宙人が我々地球人を率いて地球人と戦う場合はあったものの、はるっきり「宇宙人対地球人」の図式が主流となるのです。私はこの図式には全く憧れません。というか、迷惑です。地球は我々地球人のものです。宇宙人に制服されることは我々ゾルダーの生きる場所もなくなるということです。我々ゾルダーは地球人です。地球人としてこの地球を変える為に戦っているのです。
　そういう点ではエゴスさんには数々の共感出来る理念があるのではと思い比較研究が必要だとずっと思っていました。
　黒十字軍同様、「地球人対地球人」で地球を変えるのが目的のエゴスさんをそれでは紐解いていきましょう。

　「今の世は邪悪な科学で毒され呪いに満ちている。我らエゴスはこの世の科学を打ち砕き新しい科学を、我らがエゴスの世界を造り上げるのだ」

　おお！この理念は爽快です。大賛成です。この理念だけならエゴスに入ってもいいです。

　「エゴスの使命は人を苦しめ互いに憎しみ合わせること」

　おお！この理念も大賛成です。我々黒十字軍にはこの理念は薄いのですが共感出来ます。


　普通の女の子を・・・

　洗脳し・・・

　エゴスの洗脳マーク・・・

　鼠講式に家族なども洗脳する

　この構成員増殖方法は我々にはないですね。この辺りはかなり「秘密結社」色が我々より濃いです。
　やはり、洗脳は子供の頃からするのが効果抜群です。

　小学校での洗脳事例１

　小学校での洗脳事例２は・・・

　授業方式でみっちり教育

　授業方式でみっちり教育

　街でやりたい放題の少年少女

　バトルフィーバーに叱られてもへっちゃら

　この美しいおねえさんのいうことぐらい聞けよ！

　酷いね

　子供の様子を眺めるこいつは・・・

　カットマン！

　カットマンさんもこの中から後輩が育つと思えば嬉しいのでしょう。


　飢餓に苦しむ世界の人々
　それなのに・・・

　給食のパンがまずいと犬にやる少年

　エスカルゴを沢山食べる少年

　バチが当たって爪が変色する少年

　バトルフィーバーに助けを求める少年

　こういう腐った人間どもを正す。素晴らしいです。


　デマを流して互いに争わせる・・・

　この様に化けて・・・

　暗躍して

　或いは

　スーパーの店長として暗躍して物不足で混乱させる





　或いは・・・

　経済評論家として暗躍しデマで混乱させる





　こういう混乱の起こし方は我々はあまりしないですよね。「軍」として「国対国」的な戦いです。軍事テロによる混乱作戦がメインですね。生活に密着したテロは我々はあまりしません。


　時には臨時構成員を・・・

　雇うけど・・・

　洗脳されていないので・・・

　遠慮なく抹殺

　この手口は我々の方が常套手段ですね。エゴスさんは基本臨時構成員は雇わないみたいです。サタンエゴスさんと直接意思が繋がっている人とサタンエゴスさんの「皇子」たるエゴス怪人さんによって洗脳されている人と大別して二種類の「エゴス会員」と呼ばれる人達は皆正規構成員の様です。
　サタンエゴスさんの息が直接繋がっているのはエゴス怪人さん、ヘッダー指揮官とサロメさん、我々ゾルダー同様戦闘員のカットマンさんがそれに当たる様です。
　エゴス怪人さんに直接繋がっている人はエゴス怪人さんが死ぬと洗脳が解けるようですがサタンエゴスさんに繋がっている人はサタンエゴスさんが死ぬと死ぬようです。

　秘密結社エゴスさんの最期を御覧いただきましょう。

　アジトで出迎える人?

　アジトで出迎える人?

　アジトで出迎える人????

　アジトで出迎える人??

　アジトで出迎える人????

　アジトで出迎える人????

　アジトで出迎える人??？

　アジトで出迎える人??？

　アジトで出迎える人21、22？

　アジトで出迎える人23、24？

　洞窟に何人居たかはわかりづらいのですが恐らくこんなところでしょう。
　エゴスさんが我々黒十字軍と絶対的に違うのは構成員の内容です。その殆どは生身の人間のままの洗脳によるもので我々黒十字軍の様な改造人間的な構成員の割合はどうやら少ないのです。戦闘シーンを観ていてもバトルフィーバーの攻撃はゴレンジャーの攻撃よりも優しくて殆ど戦死していないことがわかります。きっとゴレンジャーが戦っていたらエゴスなんかすぐ滅亡していましたよ。
　ここに出迎えたカットマン24人以上は恐らく最後の生き残りだったのではないでしょうか。


　遂に部屋まで攻め込まれ・・・

　サタンエゴスさんは・・・

　一人脱出・・・

　脱出のショックで倒壊物の下敷きのサロメ「サタンエゴス様、私もお連れ下さい・・・」

　このサロメさんのシーンは子供の頃に見て「可哀相だな」と思った記憶があります。
　でも、幹部さんはこういう邪心があるから駄目ですね。
　我々戦闘員はこういう死に方は当たり前だし、こういう死に方を求めて戦闘員として生きているのです。


　巨大化したサタンエゴスさん

　日本刀が胸から・・・

　背中に貫通・・・

　緑色の血？を垂れ流して・・・

　前のめりになって・・・

　爆発・・・

　アジトも爆発・・・

　サロメが倒れたままのこの部屋も・・・

　爆発・・

　「サタンエゴスの死によりそのエネルギーを受けていたエゴスの会員たちも次々と死んだのである」

　というわけでカットマンさん達は全員死に絶えました。
　これはちょっと酷いですよね・・・。
　やっぱり黒十字軍でよかったです。
　ゾルダーに生まれてよかったです。
　だって我々ゾルダーは総統とは直接繋がっていませんから。
　黒十字軍の構成員は個々が独立しているのです。
　だから誰かが死んだのと連動して死ぬことはありません。
　殉死をする人も居るでしょうがそれとて絶対ではありません。
　だから、総統が居なくても黒十字軍は殲滅しないのです！
　エゴスさんでなくて本当によかったです。
　黒十字軍万歳！
　ゾルダー万歳！

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